2006年04月28日

振り返ると

 タイトルは、曲の題名です。

 実は、ファーストを作る時に だいたい出来上がっていたんですが、曲調がイマイチ ファーストには不向きかもしれない・・・と セカンド回しにしました。

 泉谷しげるの「春夏秋冬」みたい と言われるような感じの曲ですが、実は、僕は『たくろう、陽水、アリス』の人でして、泉谷しげるは買ったことがありません。  ま、もちろん『春夏秋冬』だけは知っていますが(笑)

 だから、僕の中では、『振り返ると』は、完全に たくろうを意識した曲なんです(笑)

 で、・・・たくろうって、なぜか時々 めちゃめちゃ かすれた声で歌うんですよね。 たとえば、ライブでの『人間なんて』とか。  古くは『ひとりぼっちのブルース』『からっかぜのブルース』とかも そうやったかな・・。

 それに・・・めちゃめちゃ憧れがあるんです。

  ビートルズの『ヘイジュード』の歌い出しは、ポールの声が 若干かすれていますが、あれは、かすれた感じを出したい、と何十回も歌って ああいうのどになったとき録音した とか聞いています。
 僕も・・・歌い込んで、かすれ感を出したい・・・けど、・・・僕の喉 丈夫なんです・・・(笑)

 かすれない・・・  体力の方が先になくなるんです悲しい

 そこで、『振り返ると』の歌の録音については、わざと 喉を押しつぶした感じで吹き込んでみました。

 「森 進一 みたいやけど、ええんちゃう?」などの評ももらいましたが、「もっと素直に歌って欲しい」という評ももらいました。 (あっ、バンドのメンバーからね)

 そう・・・ごく自然にかすれているのが望みなんです。   だから、今のところ、この歌の出来映えについては・・・自分の中で 大きく両極端に評価が分かれているんです・・・。
 ただ、『森 進一』というのは・・・聞いててわかったんだけど、ビブラートが効き過ぎてるんやね・・・演歌みたいな歌い方になってるんよね・・・そのへんは、やっぱり歌い直していこうかな・・・。

 さて・・・できあがって、バンドメンバー以外に聞いてもらう時、どんな歌い方を採用しているんでしょうね笑顔


    振り返ると      詞・曲 Boochin


 目を閉じると無限が広がる ガキの頃はそれに吸い込まれた
 宇宙に想いを馳せ 満天の流れ星に 夢を追いかける自分がいた

 怖いものは何もなかった どんなことも思いつくと同時にやっていた
 若さという力だけで 刃物のように 回りを傷つけ進む自分がいた

 愛を知り恋をしてみて 恋に破れ涙にくれた
 もう二度と人を愛せないと思い そしてまた愛してる自分がいた

 気がつけば目覚まし時計を止め つかの間の眠りに満足できない
 仕事・人生に疲れ 満身創痍になり それでも働き続ける自分がいた

 目を閉じても無限が見えない 瞼までの短さしか感じない
 こうすればああなるかもしれない なにもしない口実だけを
                   考えてばかりの自分がいる

    幾つの想いを飲み込んで 怒りやあがきを閉じこめて
    あふれるものは涙として流し
    切なる願いをごまかして 多くの悲しみ噛みしめて
    頑張ったはずなのに・・・


at 00:04│Comments(0)TrackBack(0) レコーディングあれこれ 

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