ブルースとおる!

2005年11月04日

ブルースとおるとの出会い

 とおると僕は、何を隠そう 伏見・藤森にある共同学童保育所の保護者同士でした。(いや・・・なにも隠すとか隠さないとかじゃないよね、あはは)

 初めてしゃべったのは、キャンプの下見のときでした(と思います)。
 彼はキャンプ委員で、その年 キャンプ委員の人数が少なかった(キャンプ委員はしんどい、という噂から立候補者が少なく、とおるも第一希望じゃなかったらしい)から、運営委員から僕ともう一人が、応援?に一緒に行ったのです。

 でも、このときは、そんなにたくさんしゃべった訳でもありません。大人の焼き肉には絶対タンシオが欲しいとか、たわいなくしゃべっていました。

 キャンプ当日、彼はキャンプファイヤーの司会進行、僕は指導員と保護者から作ったバンド演奏 という役割分担でした。
 楽器をひろげると 「いやぁ 335ですやん。 ほんまのギブソン? そんなん持ってきて子どもに壊されたらたいへんですやん。 ちょっと弾かせてもらってもいいですか?」と 彼は言い出し、つま弾き始めました。
 「やってはったんですか?」と聞くと、「いやぁ、僕はほんとはドラムなんです」

 「え~ そうなんですか? 是非一緒にやってくださいよ」

 そう・・・この一言が 紆余曲折あったけど 数年後の今こうして一緒に天然堂をやってられてるスタートだったんですよね・・・いやぁ 感慨深いなぁ(笑)

 キャンプファイヤーの数時間前、みんなが食事を始めた時、彼の姿は 彼の欲しがったタンシオの前にはありませんでした。
 どうやらグランドでなにか準備してるみたいだったので、のぞきに行きました。

 彼は 土を掘っていました。 「なにしてはんの?」

「いや、火の点火なんやけど、子どもらに呪文をとなえさせて、そしたら誰も火に近づかへんでもパッとついて、子どもらがビックリする仕掛けを作ってるんです」

「え~~!?なにそれ! どないすんの?」

「この、石油ストーブの着火のとこの部分が着火させるようにするんです。僕が座って呪文となえながら ちょっとスイッチ押すんです」

「すっご~~ そんなこと よく思いつかはるねぇ」

「いや 今までにもやってきたことあるんです。  ただ、まだ一回も成功したことないんですけど(笑)  あっ!!線が切れた!」

「え~~ どうするんですか?! えらいこっちゃがな!」

「いや、ハンダ持ってきてますし、つなげます」

あっはっは!!
  木の枝にぶら下がったコンセントに近づき、背中をまるめてハンダ付けしている とおるの後ろ姿を忘れられません。

 『なんちゅうおもろいやっちゃ』と心の中で笑いが止まりませんでした。

 その後、四ツ目屋でのセッション、学童で「つよいこバンド」、車座 を経て、天然堂の結成にいたりました。

 まだ知り合って10年と経ってないんですが、ずっと昔からの友だち・・・というか 僕自身の保護者みたい(笑)・・・ これから死ぬまで一緒に楽しんでいかなきゃね(笑)


 そうそう・・・、キャンプファイヤーの点火は 多分みなさんの想像通り、その時も失敗でした(笑)

 



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2005年10月18日

森林伐採被害

 ブルースとおるとの会話

 と「なぁ、森林伐採の被害とか、よう言われてるやろ?」

 B「ああ・・・、洪水になったりするよなぁ・・・」

 と「そうや・・・やっぱり、雨を蓄えておく木や根が必要なんやなぁ・・・」

 B「そやな」

 と「若い頃、汗かいたら、もみあげのあたりとか、耳のあたりを流れたやろ?
   正面にはあんまり流れてきいひんだやろ?」

 B「そうかなぁ」

 と「最近な、額をドバーっと、顔の正面をまともに落ちてきよんねん」

 B「そうなん?」

 と「これも・・・森林伐採の被害かな、と実感すんねん・・・」

 B「髪が抜けて、汗を蓄えられへんで、まともに流れてくるわけ?(笑)」

 と「と、違うかなぁと、思うんや(笑) なっ、ブーちんも絶対そうやろ?」

 B「ちゃうわ! 俺はそんなことない(笑)」

 と「いや、絶対そのはずや!」

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2005年10月15日

ライバルはブルースとおる?!

 とおるの作る歌は、ほとんどが 明るい前向きな 正統派な 暖かな 神の光に満ちてるように思います。
 こういうのが・・・僕には なかなか作れない・・・(悔しい)。

 で、まあ、僕は 裏街道路線(笑)でいいや、バンドに 表と裏、陰と陽 があるのが魅力的じゃん  と思おうとしています(笑)

 7月の練習時に とおるは Fight to finish という歌を持ってきました。 どこまでもあきらめず、雑草のように、頑張ろう って、明るい元気の出る曲です。

 僕は、はじめて 僕なりのアンサーソングを作りたい と思いました。

 とおるの歌も好きです。  でも、ふと・・・ 「がんばれ♪」って言えない状況の奴もいるよな・・・今「がんばれ」って言っちゃいけない奴もいるよな・・・ って考えてしまったんです。

 それで 8月11日に作ったのが、『ちょっとだけ』
 
 人っておもしろいもんで、『仕事帰りに、頑張って飲みに行こか』とは言わない。
 『ちょっとだけ飲みにいこか』っていう時、ほんとは『ちょっとだけ』なんて思ってない。

 頑張らずに生きたい  って、一見 Fight to finish と正反対の歌。 でも、実は、別に敵対する歌じゃないと思うんだよね・・・。
 表と裏、陰と陽 だと思う。

 ただ、全編 思いを綴るのは、なんとなく恥ずかしかったから、初めと終わりは ちょっと はぐらかして、作ってます。

 こんな思いで作ったってことは、とおるにも話していません。 本邦初公開です(笑)

 曲は、みんなでも歌えるように ザ・バンドのザウェイツ風です(また盗作かよ~(笑))





 ちょっとだけ

 久しぶりに会った 夢の中の君は とてもステキな女になってた
 僕は何も変わらず少し恥ずかしい気がした 目覚めてホッとしてでも嬉しかった

 「生きてくことに 大げさな目標はない 毎日まいにち なんとか精一杯
  だから ちょとだけ ちょとだけ ちょとだけ がんばろか・・・」


 かつて若かりし頃 大人達に言われた 髪の毛やファッションや生活態度
 今の子を見ていると言いたくてしかたない 親として いい大人として人間として

 子どもの時の夢は宇宙へ行くこと そんな夢でも叶える人もいる
 子どものままで大人になったみたいな あどけない笑顔に憧れてしまう

 力一杯 やる時はやったよね 少しはのんびり するもまたいい
 生きるってことは実は大変なこと 愉快に笑うのは大変なこと

 「生きてくことに 大げさな目標はない 毎日まいにち なんとか精一杯
  だから ちょとだけ ちょとだけ ちょとだけ がんばろか・・・」


 屋根にはたくさんアンテナが立っている 今から思えば かわいい景色
 昨日まで見えた青い大きな空が 今日は高速道路で隠れてる

 こんな風にしたら良くなるんじゃないか そんな意見はたくさん持っている
 でも誰かに少し反論されたりしたら なんにも返せない自信がある

 山に登って下界をながめたら 人間はなんてちっぽけだと思う
 ビルの屋上で街をながめたら 人間はなんてわがままだと思う

「生きてくことに 大げさな目標はない 毎日まいにち なんとか精一杯
  だから ちょとだけ ちょとだけ ちょとだけ がんばろか・・・」


 赤いドレスの似合うあの子が気になる 今日の紫もまた一段といい
 なんとか僕に振り向いてくれないかな 一番重要なことがその程度
 
「生きてくことに 大げさな目標はない 毎日まいにち なんとか精一杯
  だから ちょとだけ ちょとだけ ちょとだけ がんばろか・・・」


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